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部門紹介
- 放射線技術部
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目標
- 画像診断向上のためさらなる画像検査技術と質の提供
- 新たな医用画像検査への試みと確立
- 安全管理
取り組み
放射線被ばくの低減に努めるとともに、よりよい医用画像を提供できるように取り組んでいます。また、さまざまな資格取得にチャレンジし、技術の向上に努めています。
業務内容
一般撮影
胸部や腹部、骨等の体内の写真を撮影する検査です。 CR装置を使用し、デジタル画像を提供します。
X線透視装置
X線で体内の中を透視しながら行う検査です。造影剤を飲んだり、注射することにより臓器の位置等把握ができます。
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CT検査
令和4年1月CT装置を更新しました.当院では、キャノンメディカルシステムズ社製80列マルチスライスCT装置(Aquilion PrimeSP)へ更新しました。従来のCT装置に比べて、低線量(被ばく線量の低減)で高画質の画像、短時間撮影が可能となりました。 今後も地域の皆様に信頼される病院となるために、日々努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。
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MRI検査
当院では2017年3月より1.5T(テスラ)MRI装置を導入しています。開口が楕円形に拡張し、肩幅の広い患者さんや閉所が苦手な患者さんが、よりリラックスして検査を受けられる快適な検査空間を提供します。
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骨密度測定検査
骨密度は、骨の強さを判定する指標です。結果は、若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかで表されます。
大腸CT検査技術認定施設に認定されました。
2021年6月、当院は、消化器がん検診学会の「大腸CT検査技術認定施設」に認定されました。 また、「大腸CT検査認定技師」が2名在籍しています。
・大腸CT検査とは?(PDF)認定資格
- 医療画像情報精度管理士
- 骨粗鬆症マネージャー
- 第2種放射線取扱主任者
- 大腸CT検査認定技師(2名)
- 臨床検査部
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目標・方針
- 正確なデータを迅速に提供
- 接遇の向上
- チーム医療への参画
取り組み
日々精度管理を行い、正確なデータ報告に努めています。24時間365日体制で検査を行っています。
スタッフ
- 検査技師 10名
- 集配スタッフ 2名
業務内容
当院の検査だけでなく、医師会の検査センターとして医師会会員施設や市民健康管理センターの検査も実施しています。検査には大きく分けて検体検査と生理検査があります。
検体検査
患者さんから採取した検体(血液・尿・便・喀痰など)について検査します。臓器の状態や治療の経過などを調べることができます。
- 血清検査
- 血球検査
- 尿一般検査
- 輸血検査
- 細菌検査
- 病理・細胞診検査
精度管理
検査機器に関しては毎日2回以上内部精度管理を行っており、機器の異常の早期発見に努めています。 また、「日臨技臨床検査精度管理調査」・「大分県医師会臨床検査精度管理調査」・「日本医師会臨床検査精度管理調査」の3種類の外部精度管理にも参加し、すべて良好な結果を納めています。
生理検査
生体の機能を調べる検査で、身体から得られた波形や画像を基に解析します。
- 心電図
- 運動負荷心電図(トレッドミル・エルゴメーター・CPX)
- 24時間心電図
- 血圧脈派
- In Body
- 肺機能検査
- 聴力検査
- 超音波(甲状腺、副甲状腺、頸部血管、乳腺、心臓、経食道心、腹部、下肢血管、表在)
認定資格
- 日本糖尿病療養指導士 2名
- (日本超音波検査学会認定)超音波検査士 1名
- リハビリテーション部
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スタッフ・職種
- 理学療法士 12名
- 作業療法士 7名
- 言語聴覚士 4名
- リハビリ助手 2名
認定資格
- 呼吸療法認定士
- がんリハビリテーション研修修了者
- 地域糖尿病療養指導士
- 福祉住環境コーディネーター2級
- ICLS研修修了者
理念
リハビリテーション部では、当院理念「地域医療・地域社会に貢献し信頼される病院」を基本に生活の質の向上を目的とした”心と心をつなぐリハビリテーションの提供”を常に心がけます。
基本方針
- 急性期から在宅まで一貫したリハビリテーションサービスを行います。
- 常に向上心を持ち、専門家として高い技術で取り組みます。
- 関連機関及び他職種とのチーム医療を提供します。
- 地域の皆様とコミュニケーションを図り、常に信頼されるように努力します。
取り組み
当院では脳血管疾患や整形疾患はもちろんのこと、心疾患や呼吸器疾患、がんなど幅広い疾患に対してのリハビリテーションを提供しています。また、訪問リハビリスタッフや関連施設のスタッフとの連携を行い、入院から在宅までの移行が円滑に行えるような体制づくりを行っています。
理学療法
ベッドから寝返り、起き上がり、座位、立位、歩行等の日常生活の基本動作の獲得を目指し筋力訓練、可動域訓練を行っていきます。
物理療法
温熱や電機などの、物理的エネルギーにより痛みを和らげたり、血液の循環をよくする療法です。
作業療法
「日常生活動作」や「その人らしい生活の獲得」を重視して、リハビリを行っていきます。障害をおっても、患者様の残存機能を活かした環境設定を行い、自立した生活を獲得できるよう支援を行います。福祉用具などを活用して、本人はもちろんのこと、ご家族の介助量の軽減に向けても支援を行っていきます。
言語聴覚
ことばの障害である失語症、話すことに障害のある構音障害、食べる事に障害のある嚥下障害など様々な障害を抱えている方に対してリハビリを行っています。また、幼児健診へ同行し、お子様の言語を中心とした発達に関する相談を受け、リハビリテーションの必要性や助言などを行っています。
病院内での取り組み
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食事前の集団体操
食堂での食事前に、嚥下体操や全身の体操を行い、体力向上や飲み込む能力の向上をうながしていきます。 -
食堂での食事場面
リハビリスタッフが食堂にて、食事へ介入を行っていきます。食事の姿勢や飲み込みの状態を評価し、自力摂取や安全な食事がとれるように支援していきます。
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退院前訪問
自宅へ退院される患者様に対して、希望に合わせて自宅への訪問をさせていただきます。患者様やご家族様が生活しやすい環境になるよう、他職種と連携して、提案や助言を行います。
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生活リハビリテーション
リハビリを行っていくなかで、「実際に家で動かないとわからない」という不安がある方に対しては、実際に自宅で動きの確認などを行い、安心して自宅へ退院できるよう支援いたします。 -
担当者会議
施設への退院が決まった方については、施設のスタッフやケアマネージャーを通じて、現状の様子や支援の助言などを積極的に行っています。
訪問リハビリテーション
「自分でできるようになりたいことがあるけど、通うことができない」などでリハビリテーションを受けることができないとお困りの方に対しては、訪問リハビリテーションを行っております。実際に自宅へ伺い、より本人の生活に合わせたリハビリテーションを行っています。
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訪問リハビリテーションの様子
より自立した生活の実現のために、ご自宅へ訪問をしてリハビリテーションを行わせていたただきます。「一人でお風呂へ入れたい」「一人でできることを増やしたい」などの、自己実現に向けた支援を自宅で行っていきます。 -
離島への訪問リハビリテーション
離島での階段や坂道の練習風景
地域に対しての活動
介護予防事業・地域ケア会議・小児健診などの地域の介護・福祉事業へも参加しています。 - 臨床工学部
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理念
医療機器の専門職として最善を尽くし、患者様に安心・安全の医療を提供する。
方針・目標
- タスクシフト/シェアに積極的に取り組み、チーム医療に貢献する。
- 各分野の専門知識をもち医療支援のできる組織を目指す。
- 誰にでも愛情をもって接し、気持ちのよい職場づくりに努める。
当院の臨床工学部は、8人の臨床工学技士が在籍しており、業務拡張の為日々戦略を練っています。 臨床工学技士は、現在の医療現場に不可欠な医療機器のスペシャリストです。 今後増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献しています。 業務内容は多種多様、良好な職場環境とコミュニケーションを保ち、円滑に業務を遂行できるよう、常に患者様の安全を第一に考え、日々の業務に取り組んでおります。
業務内容
- 血液浄化業務(HD、OHDF、CART、PMX-DHP など)
- バスキュラーアクセス管理 (VAエコー)
- 人工呼吸器管理業務(IPPV、TPPV、NPPV)
- ME機器管理業務(輸液ポンプ、シリンジポンプ、AED、除細動器、体外式ペースメーカーなど)
- 手術室業務(スコピスト、VAIVT)
- 内視鏡業務
資格等
- 心血管インターベンション技師(ITE)1名
- 透析技術認定士 2名
- 3学会合同呼吸療法認定士 1名
- 第2種ME技術実力検定 7名
- 医療情報技師 1名
- CPAP療法士 2名
- 第二種電気工事士 2名
- 臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修 6名受講済み(2023年5月末時点)
現在の取り組みとして
2022年度より臨床工学技士8人体制になりました。 入職一年目からの教育プログラムを作成しており、経験年数に応じた知識・技術を習得できる環境を構築しています。 様々な職種と連携を深め、自分で創造出来る人材育成を常に心がけており、医師、看護師の業務軽減に貢献するため、1人ひとりがタスク・シフト/シェアを実現できる環境を目指しています。
入職4年目のスタッフから
入職して4年目になり業務にも次第に慣れていきました。 私が行っている業務は、透析、人工呼吸器管理、ME機器管理業務です。 当院では、その他業務として、内視鏡、手術室業務(スコピスト等)も行っています。 今後、上記業務に携われるよう日々学習を続けます。 職場環境は、上司や先輩方が優しく丁寧に指導してくださるため、とても居心地が良いです。 今後、もっと当院に貢献出来るよう、日々の学習を行い積極的に新たな業務に挑戦していきたいです。
入職3年目のスタッフから
当院の臨床工学部は現在男性7人女性1人、計8人の臨床工学技士が在籍しております。 当院では、透析業務に関わらずME機器管理、呼吸器管理、手術室など幅広い分野で業務を行っています。 入職して3年目になり、できる仕事も増え、タスクシフトによる業務拡大もあり、学ぶことが増えてきました。そのため、出来たことにより自分の成長を知れるため、仕事へのやりがいや、まだ足りてないことを感じれます。 まだまだ業務での疑問などもあるため先輩方に聞くことも多々ありますが、先輩方は明るく、どんな時でも親身になって指導してくださるため不安もなく、働きやすい環境です。
- 栄養部
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栄養部
- スタッフ:管理栄養士4名
栄養部理念
市民に信頼されそれに応えることを使命とし、人を良くする食事の提供と疾病の治療・予防・健康増進のための食育活動を行う。
運営方針
- 衛生管理を徹底し安全な食事を提供します。
- 患者個々を尊重した健康支援を行います。
取り組み
当院では美味しく温かな食事を提供できるよう、厨房スタッフと協力して日々の献立作成・調理業務を行っています。 また年に4回嗜好調査を実施し、いただいた意見は食事内容に反映させています。栄養バランスのとれた、美味しく、食べやすい食事をモットーに、献立は1年サイクルで旬を意識したものとなっております。入院中の食事が食習慣を見直すきっかけになればと、病棟訪問や栄養指導など食育活動も積極的に実施しておりますので、どうぞお気軽に声をおかけください。
認定資格取得
- 栄養サポートチーム専門療法士:2名
- 大分県糖尿病療養指導士:2名
- 骨粗鬆症マネージャー:1名
業務内容
- 献立作成
- 衛生管理
- 栄養サポート
- 栄養指導
- 院内各種委員会活動
- 薬剤部
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部内構成
- スタッフ: 5名(薬剤師2名、助手3名)
目標
チーム医療の一端を担う職種として、専門知識に基づき安全と質の向上を確保した薬物療法を患者さんに提供できるようにする。
主な業務内容について
- 調剤(内服薬等調剤・注射薬払出し・注射薬混合調製)調剤支援システム: Yunicom - EX (株)湯山製作所
- 病棟業務(持参薬鑑別・服薬指導・病棟勉強会)病棟支援業務システム: PharmaRoadⅡ (株)湯山製作所
- Dl 業務 ( Dl ニュース・医薬品集作成・各職種からの問い合わせ対応 )
- 医薬品管理(在庫管理・医薬品の採用)
- 各種委員会活動(医療安全・感染対策・ NST ・ DM ・褥瘡・化学療法など)
- 医療安全・医薬品安全管理研修会
- オンコール体制(休日・夜間)
各種システムについて
平成 29 年の電子力ルテ導入に伴い、 『 調剤支援システム 』 と 『 病棟支援システム 』 を導入しました。また、それに併せて 『 散剤監査システム 』 ならびに 『 注射薬監査システム 』 を導入しています。 電子力ルテを含めた各システムにおける医薬品マスタなどの管理は薬剤部で行っています。
内服薬等の調剤について
薬剤部では、主に入院患者さんの薬を調剤しています。処方箋が発行されると、薬剤師が処方内容を確認し、必要に応じて医師に疑義照会を行います。 その後、調剤ルールに基づいて調剤し、最終監査として、さらに他の薬剤師が処方内容や調剤した薬をチェックした後、患者さんに薬をお渡ししています。 その際、電子力ルテや各種システムを利用し、安全で迅速な調剤を行っています。 外来患者さんへの薬は、病院外の薬局(保険薬局)でお渡ししています。 院外処方箋の発行率はほぼ 100 %です。(救急外来受診時を除く)
麻薬・向精神薬管理について
病院には麻薬を専任で管理する「麻薬管理者」が必要で、都道府県知事が発行する免許を取得しなければなりません。 そのため、「麻薬管理者」の免許を取得し、麻薬及び向精神薬取締法に従い、麻薬を適正に保管・管理しています。 また、向精神薬についてもその適正使用のための保管・管理に努めています。
注射薬の払出しについて
注射力ートを使用し、患者さんごとに準備して病棟に払い出しています。 注射剤に貼るラべル発行は自動で行っています。 注射薬の監査は 『 注射薬監査システム 』 を導入しており、バーコード認証により、処方内容と払い出す注射薬の取り違え防止対策を講じています。 監査システム導入後の注射薬の払い出し間違いはゼ口です。
薬剤の発注・在庫管理について
発注・在庫管理システム( Twins :富田薬品(株))を利用して一定の在庫を確保できるようにしています。 棚卸もこのシステムを利用し、業務効率化に繋がっています。
疑義照会等事前同意プロトコル
院外処方箋における疑義照会等事前同意プロトコルの運用について
薬物治療管理の一環として、調剤上の形式的な変更に伴う疑義照会等を減らし、患者さんへの薬学的ケアの充実および処方医や保険薬局の負担軽減を図る目的で「院外処方箋における疑義照会等事前同意プロトコル」を運用しています。 本プロトコルの運用にあたっては、プロトコルの趣旨や各項目の詳細についての説明内容を充分ご理解していただいたうえで、合意書を交わすことにしております。-
- 資料1 説明文(院外処方箋における疑義照会等事前同意プロトコルについて)
- 資料2 プロトコル(院外処方箋における疑義照会等事前同意プロトコル)
- 資料3 合意書(疑義照会等事前同意における合意書)
- 資料4 処方修正報告書
最後に
薬剤部では各種認定薬剤師などの資格取得をサポートし、各研修会や学会へ参加しやすい職場環境作りに努めています。 病棟業務においてはチーム医療のメンバーとして他職種との連携を強化し、患者さんのアドヒアランス向上のために、情報を積極的に他職種へ提供し共有しています。 当院では入院患者さんの多くが高齢であるため薬剤師以外に、看護師をはじめ、理学療法士や作業療法士にもインスリン自己注射や吸入薬の操作手段のトレーニングを行い、患者さんへの指導を協働して行っています。 調剤業務では業務支援システムの導入による IT化を図り、人為的な調剤過誤が起こらない環境作りに取り組んでいます。 今後もやりがいのある、働きやすい職場環境を目指します。
- 医療福祉連携室
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医療福祉連携室
- スタッフ 3名
目標・方針
- 入退院支援や相談支援を通じて医療の質の向上に貢献します。
- 地域貢献と地域連携
取り組み
病気や障害を持たれた方が安心して地域で生活できるよう相談支援を行います。
業務内容
- 外来・入院での相談支援業務
- 医療介護連携業務
認定資格取得
- 社会福祉士
- 介護福祉士
- 社会福祉主事
- 認知症ケア専門士
- 福祉住環境コーディネーター2級
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