皆様には、日頃より当院の運営にご理解とご支援をいただき心より感謝申し上げます。 当院は津久見市医師会立の地域中核病院として平成元年(1989年)に開院しました。基本理念「津久見市における中核病院として医師会員と連携し、市民の健康と福祉を保証することを目的に患者中心の医療の心構えを持ち常に医療水準の向上に努め、専門的倫理的医療を提供し住民の満足を得られるように意欲ある活動をすることを使命とする。」に則り、かかりつけ医師会員の先生方との密接な連携のもと、循環器科、腎臓内科、総合診療科を主体とした一般内科や外科、整形外科、泌尿器科、人工透析、救急を中心に診療しています。診療の質と安全を確保するために多職種協働・チーム医療の充実に取り組み、地域の皆様に最適な医療を提供できるよう職員一同努力しています。
平成時代とともに歩んでまいりました当院は、おかげ様で令和元年(2019年)に開院30周年を迎えました。令和新時代到来に合わせて新たな経営理念(Mission)・価値観(Value)・将来像(Vision)を策定し、大分県中部地域医療構想に沿った2025年までの計画として、「2025年に向けた対応方針」を公表しました。医師会、津久見市、大分県、そして大分大学などの医育機関等との連携をさらに強化し、津久見市における地域包括ケアシステムを支える役割を担う体制を構築していきます。
「学習する病院組織」でありたいと常々職員に伝えています。それは、皆が望む未来を創造するという目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける組織です。複雑で変化の激しい時代には、さまざまな衝撃に耐え復元するしなやかさを持つとともに、多職種が真の対話を重ね、環境変化に適応し、複雑な現実を見つめ未来のビジョンを共有することで、学習し、自らをデザインして進化し続けることが必要です。
地域住民の生き生きとした日常生活をサポートし健康維持に貢献し、助け合い・分かち合いの精神を持った職員がささやかな地域貢献までできるようになり、そのような組織のなかで働いた職員が、津久見中央病院で働いてよかったと思えるようになるのが理想です。厳しい経営環境のなかでも、他人の痛みに思いを致すという医療従事者としては当然の思いやりを維持できるように、各自の仕事を通して人格を磨いていかなくてはなりません。経営理念である「地域社会・地域医療に貢献し信頼される病院」をめざして、地域の皆様にとって、必要であり、安心して利用して頂ける病院であり続けられるように、職員一同さらに努力してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
津久見市医師会立津久見中央病院
石川浩一
基本理念
津久見市における中核病院として医師会員と連携し、市民の健康と福祉を保証することを目的に 患者中心の医療の心構えを持ち 常に医療水準の向上に努め、専門的倫理的医療を提供し 住民の満足を得られるように意欲ある活動をすることを使命とする。
倫理綱領
1 病院の使命 職員は、患者のために限りなき愛情と責任をもって最善の努力を払わねばならない。
2 研修・教育 職員は、たゆみなき研修に励み、医術の練磨と医道の高揚に努めるとともに、後進の教育に力を尽くさねばならない。
3 地域社会への協力 職員は、地域住民の疾病予防及び健康増進のために、他の機関と積極的に協力せねばならない。
4 医療記録の保管と守秘の義務 職員は、患者の医療記録を完備し、これを確実に管理するとともに、患者の秘密は正当な理由なくして漏洩してはならない。
病院長
津久見中央病院のMVV
Mission(理 念)
我々の病院は何のために存在するのか?
[ Why? ] 病院の存在意義
Value (価値観)
我々は何に重きを置くのか?
[ How? ] 理念を実行するための指針
Vision (将来像)
我々はどこに向かうべきか?
[ Where? ] 組織が進むべき方向
「理念]の次に「価値観」を定め、
「価値観」から「将来像」を派生させる。
「価値観」を追求した先に何があるのかを、
「将来像」として定める。
Mission 経営理念
地域社会・地域医療に貢献し信頼される病院
基本理念(平成10年制定)の目指す所はそのままに、令和新時代到来に合わせてこの一言に凝縮し策定しました。
Value価値観
Vision将来像
津久見中央病院は2019年に、大分県中部地域医療構想に沿った2025年までの長期計画として、「2025年に向けた対応方針」を策定しました。津久見市における地域包括ケアシステムを支える役割を担う体制を構築します。
津久見中央病院概要
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診療科目
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内科、外科、整形外科、泌尿器科、総合診療科、循環器科、呼吸器科、胃腸科、肛門科、 消化器科、耳鼻咽喉科、気管食道科、リハビリテ-ション科、放射線科、 皮膚科、精神科、心療内科、小児科(以上17科標榜)
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病床数
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120床
<内訳>
- 急性期一般病床52床(3F)
- 地域包括ケア病棟42床(4F)
- 特殊疾患病棟26床 (2F)
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職員数
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209名(委託職員(給食・メンテナンス)を含まない)
<内訳>
- 常勤医師 9名(他に非常勤医師12名・共同指導医13名)
- DA課 7名
- 看護部 115名(補助者、パート含む)
- 薬剤部 6名(薬局事務3名含む)、栄養部4名
- 放射線技術部 5名(看護パート1名含む)、臨床工学部7名
- リハビリ部 25名(PT12名、OT8名、ST4名、補助パート1名)
- 検査部 10名(補助パート1名含む)
- 事務部21名(社会福祉士3名、パート含む)
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看護体制
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<届 出> 【一般病床入院基本料】 2病棟・・(特殊疾患病棟)、3病棟・・10対1 4病棟・・・13対1
<看護単位> 病棟3単位、外来1単位、手術室・中央材料室1単位
<勤 務> 二交替制勤務
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救急医療
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- 24時間365日体制の(二次)救急医療実施
- 以下の夜間当番医(~午後10時)を含む。
- 年末年始(12/30~1/3)
- ゴールデンウイーク(5/3~5/5)
- お盆(8/13~8/15)
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規模
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- 鉄筋コンクリート造、地上4階建
- 敷地面積・・8697㎡
- 建築面積・・3526㎡
- 建築延床面積・・8624㎡
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病院指標
NCDについて
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日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究について
日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究について
多機関共同研究について
地域中核病院を退院した患者の30日以内の予期せぬ再入院に影響する要因